「私はプロの⚪︎⚪︎です」というように自分を名乗る際、
私は本当にプロなのだろうか?
と思ったことはありませんか?
あるいは、これからプロの作曲家を目指す方にとって「プロとはなんぞや」「アマチュアとの線引きはどこにあるのか」と疑問に思う方も多くいらっしゃると思います。
何を以てプロとするか
というのはミュージシャン同士の飲み会なんかでもしばしば出てくるアジェンダかと思います。
「自分でプロといえばプロなのだ」とか「お金をもらった時点でプロなのだ」とか「どこぞの会社に所属していればプロなのだ」とか、色々と意見はあると思いますが、
僕は、
周りが自分をプロと呼べばプロ
だというふうに「プロ」を定義しています。
自分のことをプロ作曲家だと言ってくれる人が多ければ多いほどプロの完全系に近づけるようなイメージ!
医師や会計士のように資格を与えられて経済活動をする明確な場合はわかりやすいですが、ミュージシャンにはそういったものがないので「プロ」という言葉自体が相対的にならざるをえないのです。
・どうすればプロになれるのか
上記の定義に合わせて考えると、プロ作曲家になるということは「多くの人からプロだと言ってもらえるような活動をする」ことだと思います。
では、多くの人というのは、どれくらいの人数なのでしょうか?
これは答えのない話ではありますが、一旦20人くらいを基準に考えてみるのがいいような気がします。
あなたの知り合い、友達、家族など20人があなたをプロ作曲家と認めればあなたはプロ作曲家なのです。
としましょう!
・信用を創造することがプロ活動
では、もう少し掘り下げて考えてみましょう。
多くの人からプロだと言ってもらえるような活動というのは具体的にどのような活動なのでしょうか?
これには色々あると思いますが、共通して言えるのは
「作曲」を通じて信用を得ること
だと思います。
タレント、楽器プレーヤー、モデル、芸人など作曲家以外を目指す方は上記赤文字の「」をそれに置き換えてください。
では、作曲を通じて信用を得るにはどういったことをする必要があるか。
2つほど思い浮かびますが、ひとつは
①「お金をもらって曲を作って差し上げる」
ですね!
金銭授受は信用活動の代名詞です。なんならお金をもらわなくても、あるいは少ない金額だったとしても、あなたが作った作品に対して相手が満足すればそれは「作曲を通して信用を得た」ということになります。
他には、
②「自作曲をリリースして評価やフォロワーを得る」
これも、これ自体にお金が発生するわけではないですが
現代においてSNSフォロワーやGoodの数、エンゲージメントの数などは信用と同じ意味です。
これらを継続することであなたはプロ作曲家となるわけですが、もちろんプロ作曲家になればすぐさまお金を稼げるようになるとは限りません。
むしろ、日本のサラリーマンの平均年収以上を作曲だけで稼ぐことができるのは
1000人に1人
くらいだと思います。
狭き門です。
ただ、この「1000人に1人」には数字のトリックがあります。このことに関してはまた追って記事にします。
・まとめ
■プロになるためには「プロとは何か」を自分なりに定義する必要がある。
■「大体20人くらいの他人が自分のことをプロと呼んでくれるかどうか」がプロかアマチュアの基準である(山田の勝手基準)。
■他人が自分をプロだと呼ぶには作曲を通して信用活動を行う必要がある。
■信用活動はお金をもらって曲を作ることや、自作曲をリリースしてフォロワー等を得ることである。
こんな感じのまとめになりました。
今日の記事は、僕が作曲家のプロ志望者やプロで活動されている同志へ本当に伝えたいことのいわば「基礎的なこと」です。
今日のこの話があって、初めて私が本当に伝えたいことを誤解や偏見なく書き連ねることができると思います。
こんなネットの僻地において対して名のない私の話を真剣に呼んでくれる諸君は、多分本気で音楽を勉強し、少しでも稼ぎを多くし、名を大きくしたいと真剣に考えている方だと思います。
私はそのような「真剣な音楽家」に対して、自分の半生において培ってきた物事を惜しみなく伝授し、制作活動の助けにしたいと本気で考えています。
というわけで次回の投稿をお楽しみに!